早め強めの嫌い

飛行機で隣に20代っぽい男が座った。若くてもガサツなおじさん予備軍って多くて、がんがん座席の境界線を越えてくる。

なんとなく前から感じてたことなんだけど、こういうときの自衛って、「すこし低い孤高」を作って維持することに通じる部分がとても多い。

向こうは無神経にハミ出したりしてきてるが、触れないようにこっちが引っ込んで狭い思いをしたりイライラしたりすると、精神コストがかかる。ケチくさい話に聞こえるかもしれないけど、神経質だとこういうので1日ダメになる。

わざわざ「お互いエコノミーで狭いんだから、幅守りましょう」とか言いにくいし、ドツクのもダメだ。ああだこうだ思い悩むことも嫌だ。「金持ちになるまで我慢…」とかも絶対嫌だ。ちょっとやりすぎに感じるんだけど、あんまり迷わず、さっと書類とか固くて薄い板状のものを座席の境界に挟んで壁を作った。そうしないとすごい嫌だから。

とにかく繰り返し平気でハミ出してくるやつなんて嫌いなんだから、嫌いだという対応でいかないとこっちが色々負担することになっちゃう。どうせこんなやつとは一生関わらないし、早めに自分の納得できる布陣を、誰にも危害を加えないように作る。図体がそんなにでかいわけでもないし、女の人とか多くの人は普通に領域内に収まってる。ちなみに隣の人は、ついたてをしても結構押してきてた。でも「拒否の表明」を先にやっておくと劇的に楽だ。雰囲気によっては「やめてください」も言えるかもしれない。

そういうことが「低い孤高」も似てる。なにか趣味をやってても、つまんない競争意識や煽りや宣伝や説教が飛んできたりする。自分の時間や気持ちを平気で厚かましく奪う人もいる。大体ろくでもない。だから早めに距離をとって、適度なシャットアウトをしておく。

家族でも友達でもその他でも、頼んでもないのにずかずか入ってきて自分の楽しさを台無しにしてくるやつは、無いほうが良い場合が多い。本「孤高」の中だと、僕からは「デメリットなく逃げれるなら逃げるのが一番早い」みたいな感じで書いた流れだったと思う。ぜひ読んでみてね。25日には大阪でイベントがありますhttp://ita.dogmabooks.org/events/book1.html



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