無限の本棚

先月コミティア(作った本を売る会)があったんだけど、その時嬉しかったことの1つは、とみさわ昭仁さんに会えたことだ。…どこから書こう。

まず、とみさわさんはライターやDJをやってて、マニタ書房の店主だ。最近は、伊集院光の朝の番組にも「変わったレコードコレクター」として出てる。僕はそれを楽しんでいて、それを伝えられたのが嬉しかった。

物腰とかしゃべるテンポと分量が良くて、いちいち「何を考えてそうしてるのか」を「ああ…ここはこうなのかも…」と考えたりするのが好き…というか、僕にそうさせるような思慮深さをビシビシ感じるのだ。

僕はあんまり、色んな人のたくさんの連載とか出演とか熱心に追いかけたりするのをやらない。興味ないからじゃなくて、あんまりたくさんのものをチェックするキャパがないからだ。それでもとみさわさんの回のラジオはできるだけ聴くようにしてる。この人の考え方とか、世界との接し方が僕にとって興味深いっていうのが根本にあると思う(聴いてるときは普通に楽しんでるだけなんだけど)。

とみさわさんは、【すこし低い孤高】を買ってくださった。本当だったらお願いして献本させてもらいたい相手だけど、ありがたく買ってもらった。「生きることに関して考えるきっかけ」みたいなのが少なからず書かれている本を、尊敬してる人とかに献本するのは、僕にはできそうにないからだ。実際、この本は誰にも献本してない。(目上だとかどうとか関係なく、興味があったり利用できそうな人が勝手に読んで役立てたりするのが望ましい形だと僕は勝手に思ってる。)

そのとみさわさんの本、【無限の本棚 〜手放す時代の蒐集論〜〈増殖版〉】というのが出た。手放す時代の蒐集論。どうでもいいけど、僕は前から、コレクターなのに「飽き人」って聞こえる名前なのがすごいなと思っていた。



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