ホームページ20周年

今日で自分のホームページ20周年だ。ゲームも漫画も「ページに置くもの」として作って、人が見に来てくれたり感想を送ってくれたり、それでこそ続けてこれた。

で、16から始めて、いま36だから、20年後は56歳で、もしかしたらまだ生きてるかもしれない。始めた頃から「これはずっとやりたいな」と思ってたのでうれしい。

学校は好きでも嫌いでもなかったけど、なぜかホームページは「限界なく自分の人生の可能性を増やしてくれてる」気がして、ずっと大好きで人生の中心だと思って疑わない生活をしてきている。自分にとってはそうなんだろうと思う。

なんとなくだけど、高校のテストで1番をとって「全国模試で190位」とかになって、行ける大学がシフトアップして…という感じがあんまりワクワクしなかったんだろうと思う。ホームページは始めたその日にクラスメイトの兄弟が見に来たり、仕事が来たり、外国の人と交流があったり、自分の想像よりも素早くどんどん可能性が拡張されていく感じがあった。

本当は学校の勉強こそ、人生の可能性の拡張を指数関数的にどんどんやれる場なんだけど、効果が現れるタイムスパンが長い。それに、さっきたまたま「シフトアップ」と書いたけど、そういう感じが強い。偏差値の低くない学校に行くと、レゴブロックの部活があったり起業家がいたり外国人が普通に混ざってて毎日英語を使ったり士業に進む人が多かったりして、いろんなことを知ったり関わる機会や経路も多いけど、多様かどうかとはまたちょっと違う。

そういうふうに進んだ知人を見てると、医者なら医者、裁判官なら裁判官、集中した環境に入るので、同業がかたまってる感じが結構多い。それでも可能性という意味では、意志さえあれば圧倒的に色んな所にアクセスしやすいことは確かだけど。

ぼんやりした話になっちゃったけど、結局、10代の頃からそういう権威とか序列を見せられて「すこしでも上に行ったほうが勝ちですよ〜」みたいなことになぜか参加したことになってるのがウンザリで、他のルールで動いてるものや、それとは違ったり逆の動きがインターネットで見えた気がして、ずっとやってるんだと思う。色んなことやものがあるけど、僕にとってはこれが分かりやすくて希望にも感じられた。



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